今週のお題「10年前の自分」
去年と今の自分を比べてみるとあまり変化がないようにも思えますが、さすがに10年前とは変わっているはず。10年前はどんなことをしていましたか? 今週は「10年前の自分」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「20歳になったばかり、学生生活を謳歌していた」「部活でバスケットボールをしたり、ブログはじめたりしてた」「まだ子どもが小さくて大変だったなあ」など、あなたの「10年前の自分」にまつわることを、はてなブログに書いて投稿してください!
僕は今年で独立3年目のフリーランスエンジニア。今週のはてなブログのお題が「10年前の自分」だったので、10年前何やってたかな~と少し振り返ってみた。
あーそうだ、
人生初の転職活動をしたんだ
ってことで今回はその辺のことを書いてみる。
目次
背景
僕は新卒で某大手メーカーの子会社に入社し、ハードウェア開発(半導体集積回路の設計*1)の受託開発の仕事をしていた。転職活動を始めたのはちょうど新卒3年目に入る頃(勤続年数2年)。そのタイミングで、転職活動を始める前に会社を辞めた。
2年で辞めるとか早すぎじゃね?
それじゃなんも仕事身につかないやんけ
と思うかもしれないが、仕事内容は学生の頃(学部+大学院)から研究室でやってたことの延長だったのですぐ覚えられたし、自分で言うのもあれだけど2年で中堅社員レベルにはなってたかなと思う。
つまり仕事が一番楽しい時期であり、若干仕事に飽きてきた頃でもあった。
会社を辞めた理由
大きな理由は、その会社で働いている人たちに嫌気がさしたから。おそらく親会社を含めたグループ会社全体で辞めたくなるような雰囲気があった。
例えば、新卒イジメ。
僕は入社初年度にデスクにしまっていた名刺を隠されたことがある。ある日、突然いつもの場所からなくなった。そして1年後に元の場所からひょっこり出てくるという、あからさまなことをされた。
そんなに実害はなかったのでスルーしていたが、会社に対して若干の違和感(何か陰湿なもの)を感じた。
もっと理解しがたかったことは、明らかに働いてないヒラ社員のおじさんがいたこと。一日中仕事もせず、僕の座席の後ろの方で「死ねぇ~、、、死ねぇ~、、、」ぶつぶつ言ってるおじさんが同じフロア内に複数人いた。
ある日、ふと後ろを振り向いて声の聞こえる方を見てみると、僕と目が合った(ゾッとするキモさがあった)。あーこれ独り言じゃなくて、特定の誰かに向けて言ってたんだ。しかも僕と目が合ったってことは、その特定の誰かとは僕のことか、とそのとき理解した。
流石にイラッときたので注意したら、プラスドライバー片手に持って「え、何、おまえ、俺に注意してんの?」みたいな感じのこと言ってたのを覚えている。これで流石に、ここ、やばい会社だったんだと気づいた。
で、辞めた。
直感的に身の危険を感じたから。
ここまで読んで、
そんな会社あるの?
嘘書いてんじゃねーよ
って思った人もいると思う。
しかし昨今の放送業界の不祥事(〇ャニーズとか〇ジテレビとか)をきっかけに、SNSとかで(放送業界問わず)この手の暴露話の投稿をよく見かけるようになった。
僕の経験的にも、
いるだろうな、そういう人
って感じの投稿もある。
こういう闇を抱えてる日本企業って、あまり表に出てないだけでかなり多いんじゃないかと。〇ジテレビなんて氷山の一角に過ぎないんじゃないかと。そう思うわけで。
実際、今僕がフリーランスとして常駐している職場の同じフロアにも(直接の関わりはないが)ここで書いたような「働いてない人たち」がいるからね。
ちなみに面接で辞めた理由を問われたら、僕はこれを、
社風が合わなかった
後ろ向きで、新しいことにチャレンジしにくい社風だった
とオブラートに包んで表現している。
退職手続きとその後の手続き
退職手続きは基本的に会社がリードして進めてくれたので、特に問題はなかった。たまに担当者が源泉徴収票なんかを郵送し忘れるとかあるけど(別の会社で実際あった)その場合は気づいた時点で会社に電話orメールで依頼して郵送してもらえばいい。
自分から意識して行動しないといけないのは、退職後の手続きの方。ちょっと脇道それるけど、その辺のことを書いておく。
次の転職先が決まる前に会社を辞めた場合、次のような手続きが必要になる。
国民年金への加入手続き
現住所の市区町村役場で手続きが必要。
会社の健康保険に継続加入するか国民健康保険に切り替えるかの選択
正直、たいして保険料変わらないのでどっちでもいいと思う(人によってはこの選択で若干安くなるらしい)。
前職の会社との関りを完全に断ちたいなら、国民健康保険への切り替えでいいんじゃないかと。国民健康保険に切り替えるなら、現住所の市区町村役場で手続きが必要になる。
企業型確定拠出年金(企業型DC)から個人型DC(iDeCo)への移管手続き
企業型DCに加入していない場合は関係ない。
なお勤続3年未満で退職した場合、企業型DCの年金規約により「事業主返還」になる場合があるので注意。
事業主返還とは、企業型DCにおいて、一定の条件下で退職した場合に、企業が拠出した掛金の一部または全額が企業に返還される制度です。
3年未満退職時の企業型確定拠出年金の取扱い|移換手続きと事業主返還も解説 | 企業型確定拠出年金(企業型DC)の導入支援なら株式会社マウンティン
僕は3年未満で辞めたので全額企業に没収されてしまった、、
ちなみに個人型DC(iDeCo)は、YouTuberがよく言ってるけど、楽天証券かSBI証券がおすすめ。
社宅に住んでた場合は、引っ越し手続き
基本的には出ていくことになる。詳しくは会社に聞いて。
通勤定期券の払い戻し
退職後に余ってる期間分の定期代に関しては、会社は基本的に支給してくれないはず。これも詳しくは会社に聞いて。
失業給付金の受給手続き(超重要)
会社を辞めて2週間後くらいに「離職票」が会社から郵送されてくる。離職票が届いたら直ぐにハローワークに行って失業給付金の手続きをしよう。失業給付金や就職促進給付金を受け取るには、この手続きが必須条件になる。
また失業給付金を受給する場合、その受給要件にはいろいろとトラップがあるので(アルバイトをしてはダメな期間があるなど)よく調べることをおすすめする。
「失業保険」受給中にアルバイトをするには│雇用保険完全マニュアル|#タウンワークマガジン
住民税の支払い
会社を辞めた時期にもよるが、しばらくすると前年の課税所得に対する住民税の支払い通知書が届く場合があるので覚悟した方がいい(数十万円の支払いになる)。
なお退職理由が「自己都合退職」ではなく「会社都合退職」(自己都合ではない失業や倒産などでの退職)の場合、住民税や国民健康保険料の支払いが免除あるいは減免になる市区町村もあるらしいので、市区町村役場で確認しよう。
ちなみに僕が以前ベンチャー企業をクビになったときは、会社都合退職でも、免除どころか減免にすらならなかったので、あまり期待しすぎない方がいいかもしれない。
確定申告
年末までに就職先が決まらない場合のみ必要になる。とはいえ、収入が失業給付金やアルバイトの収入程度ならそんなに難しくない。e-TAXでちょちょいと申請できちゃうから。詳しくは以下の動画みて。
参考サイト
退職したらやること!無料で利用できる転職サービスも紹介 | キャリアクラス
会社を辞めてからの転職活動
だいぶ話が逸れたが、辞めて直ぐに「とりあえず、次の仕事早く見つけなきゃ!」と思い、聞いたことがあるからという理由でリクナビNEXTという転職サイトに登録した。しばらくすると「転職エージェント」と名乗る人たちからのスカウトメールが大量に届くようになった(たぶん手当たり次第送ってるだけ)。
はじめての転職活動だったこともあり、とにかく誰かに相談したい!ってことで、その中から「リクナビエージェント」からのメールに返信して登録することにした(これも聞いたことがあるからって理由で)。そこからは基本的にそのエージェントさんと相談しながら転職活動を進めていった。
2~3の転職エージェント会社に登録するのが転職の王道らしいけど、このときはリクナビエージェント1社のみに登録。この業界経験者の知り合いにあとから聞いた話では「リクナビエージェント+1社」くらいでいいとのこと(あんまり多いと管理が大変だから)。何にせよリクナビエージェントに登録したのは間違ってなかったらしい。
あとエージェントさんからの求人紹介と並行して、リクナビNEXTなどの転職サイトを使って自分で求人を見つけて応募したり、直接企業の採用サイトから応募したりもした。
この辺、いろんな噂を聞くけど概ね、
- 大企業は社員の人件費が高いから転職エージェント経由の方が入社しやすい(人事の手間が省けることによる人件費削減効果の方がでかいという理由らしい)
- 中小ベンチャーはそもそも金がないので、転職エージェントを介さずに転職サイトや企業の採用サイトから応募した方が入社しやすい
みたいな感じらしい。
まぁあくまで噂だし、時代や会社にもよるだろうから参考までに。
転職活動は難航した
前職の仕事内容がニッチだったことと、入社して2年という短い期間で辞めたということで転職活動は難航した。年齢的にも第二新卒枠に入るか入らないかのギリギリのラインだった(20代後半)。
さらに転職先を決める前に会社を辞めたことを面接でチクチク言ってくる人なんかもいた。あと、せっかく転職活動するなら職種もハードウェアエンジニアからソフトウェアエンジニアに変えちゃえ!みたいなことをしたのもよくなかった(これは自業自得)。
そんな中、僕を採用してくれたのが関西にある、またまた大企業の子会社(受託開発会社)だった。しかも実務経験のないソフトウェアエンジニアとして(組み込み系だから前職とまったく関係ないわけではないけど)。
職務経歴書に書いた前職の仕事内容を高く評価してくれたとのこと。職務経歴書をしっかり書いといてよかった。
無事採用されて、僕は未開の地「京都」に引っ越すことになった。
ここでもパワハラとかいろいろあったんだけど、前職のような陰湿な感じはなく、皆前向きに自分の仕事を捉えて切磋琢磨してたのは、今でもいい社風だったな~と思う。
いまだにこのときの会社の人たちとは飲みにいったりするからね。まぁこの会社もいろいろあって辞めたんだけど。それはまた気が向いたら書くかもしれない。
辞めた会社についての後日談
転職活動時に辞めた会社とその親会社について転職口コミサイトで調べてみたところ、ブラックな口コミであふれてた。自分の身に合ったことと一致するような書き込みもあって腑に落ちたのを覚えてる。
さらに後日談だけど、フリーランスエンジニアとして独立後に(フリーランスの)エージェント会社の営業担当に、
「新卒で入ったこの会社には僕のこと、紹介しないで下さい」
と伝えたところ、
「この会社の案件に参画後、同じことをおっしゃる方は多いです」
と言われた。
あーやっぱりあのときの僕の判断は間違ってなかったんだと、数年越しに確信した。
一応フォローもしておくと、尊敬できる優秀なエンジニアはいたし、直属の上司も社内外から高く評価されているような人だった。
だけど、圧倒的に陰湿な仕事してないヒラおじさんの存在感と、その人たちが作り出す社風が際立ってたんだよね。
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以上、役に立つか分かんないけど、10年前(20代後半の頃)の僕の転職体験談でした。
ばいちむ
*1:半導体集積回路といっても、ASICじゃなくてFPGAの方だけどね