ぽりたんたんblog

30代フリーランスの何気ない日常とエッセイ。

カメラを趣味にすると「理系脳」が鍛えられるよって話

今週のお題「外でしたいこと」

「外でしたいこと」それは、写真や動画を撮ること!
仕事がきっかけでカメラに興味を持ち、去年、レンズと合わせて50万円近くするミラーレスカメラを購入した。

せっかく買ったので写真や動画について独学で学んでみたけど、写真だけでも結構奥が深いなと思う。
得に面白いと思うのは「視覚的な思考」が要求されるところ。

「絵を描く」のに近いけど、「デッサン」などの下積みスキルが必要なく「視覚的な思考」の部分に専念できるのが面白い。

写真がうまい人って最終的な仕上がりから「視覚的に」逆算してシャッター切ってるよね。
今回はこの「視覚的な思考」について掘り下げて考えてみようと思う。

目次

 

上手な写真を撮るのに必要な「視覚的思考」とは

写真を撮る場合だけでも考えないといけないことがたくさんある。

  • 「何を写すか(主題と副題)」の選定
  • 「何を写さないか」の選定
  • 構図決め
  • ライティング(被写体への光の当て方)
  • カメラの露出設定
  • どこにピントを合わせるか(ボケ感)
  • カラーグレーディング(色作りなど)

これらを最終的な仕上がりから逆算して意思決定する必要がある。
このときのアプローチとして、

  • 言語を介して思考する方法(言語的な思考
  • 言語を介さず思考する方法(視覚的な思考

があり、この2つを合わせて世間一般では「論理的思考」と呼んでいる。

しかし写真がうまい人のSNSを見てると、「視覚的な思考」で考えている人が多いなと感じる。

というわけで次に、この2つの思考法を対比させながら「視覚的な思考」についてもう少し掘り下げて考える。

「視覚的思考」は理系の思考法、「言語的思考」は文系の思考法

写真を撮る場合で考えると、「視覚的な思考」は次のようなプロセスを経て意思決定する。

ビジュアル->思考->ビジュアル

イメージとしては「パワポ」で資料作るときの感じに近い(基本的にパワポ資料は図表がメインだという前提においてだけど)。

一方「言語的な思考」で同じ問題を考えると次のようになる。

ビジュアル->言語->思考->言語->ビジュアル

「言語的な思考」の場合、中間に言語化のプロセスが挟まるので、「視覚的な思考」に比べて意思決定が遅くなりがち。
写真撮影においてはそれだとシャッターチャンスを逃してしまうだろう。

また最終的な作品が写真のようなビジュアル作品である場合、ビジュアルのまま考えた方が優れた意思決定ができる。
「言語的な思考」は言語化する際に切り捨てる情報量が「視覚的な思考」に比べて多くなりがちで、これにより盲点が生じやすい。

上記の「視覚的な思考」プロセスは理系の考え方に通じるところがある。
「理系が数字に強い」と言われているのは、「数字」を図や表、グラフといったビジュアルで考えることができるから。

学生の頃「美術が得意なやつは、数学も得意」みたいなことを仰っていた美術の先生がいたけど、その心はこういうことなんじゃないなか。

一方の「言語的な思考」というのは、自分の作品について「なぜそうしたのか」を誰かに説明するために必要になってくる。

「言語的な思考」とは、理系というよりはむしろ営業とかマネージャー、経営者などの仕事で求められる、文系的な思考法だと考えられる。

次にこの点について、僕の経験上の話を少しだけ書きたいと思う。

僕のエンジニアとしての経験上の話

はじめに言っておくと、僕は「言語的な思考」は得意だが「視覚的な思考」は苦手なところがある(TT)
その前提で以降の話を読んでほしい。

僕には、今まで一緒に仕事をした中で「この人には勝てないな」って思うエンジニアが何人かいた。
そういう人は必ずしも「言語的な思考能力」は高くなかったと記憶している。

言語化するのが苦手というか、人に(言葉で)説明するのが下手というか、とにかく話がかみ合わない人が多かった。

でも最終的にはその人の意見がやっぱり正しかったよね、となることが度々あった(技術的課題に対する対策のような、ミクロな問題を考える際にその傾向が強い)。
明らかに僕とは「脳の使い方」が違う印象を受けた。

そういう人を仕事を通じて観察する中で分かったことが「視覚的に思考している」ということだった。

現在の入出力とあるべき理想の入出力のグラフを見比べて、ブロック図のどこに問題があって、どう改善すればいいかを絵を描きながら(言語を介さず)考えている、みたいな感じ。

言語を介さず考えているから人に言葉で説明するのは下手だけど、一方で図表がメインのパワポ資料は素晴らしいものを作る。

「優秀なプレーヤーは優秀なマネージャーになれない」とか「IQが〇〇違うと話がかみ合わない」みたいな主張があるけど、これも両者の思考法の違いから生じた主張だと考えている。

「視覚的な思考が得意な人」と「言語的な思考が得意な人」はそれぞれ「思考(脳の使い方)のクセ」が違うんだろう。
それが原因で意思疎通がうまくいかずに苦い経験をしたことがある人が残した主張だと考えられる。

実際に僕自身、これが理由でベンチャー企業で苦い経験をしたことがある(気が向いたら記事に書くかも)。

「脳の使い方」の話がでたので、最後に少しだけこの点について触れたいと思う。

「左利き」と「視覚的思考」は関係あるのか?

関係ないと思っている。
今まで出会ってきた「視覚的な思考が得意な人」が必ずしも左利きじゃなかったのと、僕自身が左利きなのに「視覚的な思考」が苦手だから(TT)

あえて関係していると見るならば、「利き腕」だけじゃなく「言語中枢」が左脳と右脳のどちらにあるかも関係してるんじゃないかな。

これに対して左右どちらかだけに局在しているものとしては,言語中枢が有名であります.これは利き手が右利きの人の90%以上で左側に存在し,左利きの人でも約60%が左側に存在しているようです.

https://www.itsuki-hp.jp/radio/kako-101128

おわりに

以上、趣味がカメラだと女の子受けもいいし、脳トレにもなっていい趣味だなって話でした!!
こんな理屈っぽい文章を最後まで読んでくれてありがとう!

ばいちむ

読書感覚で気軽に読める写真の撮り方に関する本。
良い写真って何なのか?写真を撮る際に意識すべきことは何なのか?
著者独自の考えが面白い。
まぁこういうのって試行錯誤する過程で自分で見つけるものだと思うけどね。

映え写真で有名なインスタグラマーたちが、どのように考えて撮影・レタッチ(現像)しているのか、どんなカメラ・レンズを使っているのか、などが書かれている。
写真撮影において、自分が目指したい方向性を決める際の参考になる。

動画編集に関する本だけど、なんだかんだ「構図」に関してはこの本が一番まとまっていて分かりやすかった(もちろん写真撮影でも参考になる)。