今週のお題「習慣にしたいこと・していること」
タイトルの通りだけど、僕はNHKの朝ドラと大河ドラマをかれこれ10年以上観続けている。
朝ドラだと「純と愛」から現在の「ブギウギ」まで、大河ドラマだと「龍馬伝」から現在の「光る君へ」まで全話観てる。
きっかけ
きっかけはモテるようになるためだった。
え、何言ってんの、こいつwwww
と思っただろう。
少し前置きが長くなる。
僕はプロのナンパ師に弟子入りして、20代の青春をナンパに捧げてきた。
「ナンパは観察力が9割」
師匠がよく口にしていた教えだった。
・・・観察力?
「相手の心の中が完全に読めれば無敵」
確かそんなことを言っていたと思う。
とはいえ、相手の心の中を読むなんて不可能だろ・・・
それなら、なるべくそこに近づく努力をしてみようと当時の僕は考えた。
朝ドラ・大河ドラマとの出会い
相手の心の中なんて、考えたって分からない。
ましてや女なんて未知のブラックホール。
考えて出てくるものは自分のフィルターを通した相手の心の中だけ。
自分にとって都合の良い妄想だ。
「それなら"考える"のではなく"知る"必要がある」
当時の僕はそう考えて、心理学とか東洋哲学とか、はたまた恋愛ノウハウ本、営業ノウハウ本などを読み漁っては女や人について知ろうとした。
しかしこれは、失敗だった。
一般化されすぎた知識は、実践ではまったく役に立たなかった。
必要だったのは一般化された知識ではなく、目の前の相手ひとりひとりを知ることだった。
なので結局はひたすら実践を重ねるしかなかった。
声かけ数が1000人を超えたあたりだろうか?
"なんかパターンがあるな"と気が付いた。
「こういうタイプの子、前にも会ったな・・・」
この感覚。
試しに、以前好感が良かった話題を振ってみた。
好反応
無限に存在すると思えた相手にも実は似たようなパターン(特徴)が存在することに気付いた瞬間だった。
このまま実践を重ねていけば、このパターンは蓄積されていくだろう。
だがこれをもっと加速させる方法はないだろうか?
普段ナンパしていないときもこのパターンを蓄積する方法はないだろうか?
紆余曲折あって、最終的に行きついた方法がNHKのドラマ、特に朝ドラと大河ドラマを観ることだった。
なぜ朝ドラ・大河ドラマなのか?
ぶっちゃけNHKのドラマだったらどれも観察力を磨く題材としてはクオリティが高いと思っている。
ただ朝ドラと大河ドラマは安定した高視聴率番組で、多くの俳優の登竜門にもなっている。
それだけ作品作りに対する熱意というか、関わる人の数や予算が他の番組と圧倒的に違うと思っている。
なので脚本も演技も演出も多くの一流のプロが関わって作りこまれているはずだし、だからこそ独りよがりではない、リアルな心理描写になっているのでは?と考えた。
あとは消去法。
- 人気アニメ・漫画は妄想&中二病が強すぎて参考にならない
成人向けなら参考になるものもあるけど、結局絵だからリアルな表情が分からない。
- 小説も参考になるけど、文字情報だけだと表情が分からない。
制作に関わる人もテレビ番組に比べて少ないのも気になった(独りよがりにならないかな?)。
- 民放のドラマはエンタメ性が強すぎる。
エンタメ性が強いと、妄想&中二病が強く出やすい(少年少女漫画を実写化したものも多い)。
また視聴率が低い(エンタメ性の低い)ドラマの方が観察力を磨くには良かったりするが、そういうドラマは途中で打ち切りになるよね。
大事なポイントは表情が見えてかつ独りよがりでないリアルな心理描写があること。
これらの条件を満たす、当時の僕が知る限りの最適解が朝ドラと大河ドラマだった。
おわりに
まぁいろいろ書いたけど、実際に人に会って会話することに勝る観察力を身につける方法はないとも思っている。
あくまで次点として朝ドラと大河ドラマがベストかなぁという感じで思ってほしい(今考えると、ラジオも悪くないかもしれない)。
アラフォーになった今、もうナンパは完全に引退しているが、これからも朝ドラと大河ドラマは観続けるだろう。
習慣として。
ばいちむ
この本、第二版がでたんだ・・・・
記事の中で心理学や東洋哲学、恋愛ノウハウ本、営業ノウハウ本は役に立たなかったって書いたけど、唯一参考になったのがこの本。
僕が読んだのは第一版だけど。
一言でいうと、観察力の基本的な考え方が身につく本。
テクニックについていろいろ書かれているけど、それ自体は実践では役に立たないので注意(試せばすぐ分かる、キモいから)。
テクニックの裏にある考え方を読み取ってほしい。
ちなみに朝ドラや大河ドラマを観てパターン(特徴)を蓄積するというのは、この本でいうところのホットリーディングに相当する方法かなと思う。