※ネタバレは含みません
「夏の砂の上」という映画を観てきた。いわゆるミニシアター系の邦画で文学小説ちっくな感じのやつ。キャスティングはオダギリジョーをはじめ、松たか子、満島ひかり、光石研、森山直太朗、そして今を時めく若手俳優の高橋文哉と髙石あかり(次期朝ドラ主演女優!)などとかなり豪華。
夏の砂の上 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com
ちなみに人生で初めてミニシアターで映画観ました(テアトル新宿)。スクリーンが1つしかないのと、上映してる映画がどれも聞いたことないようなタイトルの映画でなかなか斬新だった。最近はミニシアターやそこで上映されるような映画作品の制作って減ってるらしいね。
「人生に映画を」経営難で閉館も…ミニシアターのこれからは | NHK | ビジネス特集 | 映画
なぜこの映画を観ようと思ったのかというと、彼女のリクエストです。実際、この日この映画を観に来ている人の7~8割は女性だったと思う。僕自身もリクエストがなければ「観に行こう」とは思わなかっただろうな。というより鬼滅の陰に隠れてしまって映画そのものに気付かなかったかもしれない。
肝心の内容はというと、原作が戯曲(演劇用の台本)ってのもあってか、解釈を観客にゆだねるような余白のある映画だった。僕は観終わった後、正直「よく分からないなー」って感想を持ってしまった。
でも世の中便利になったもので、YouTubeとかで検索すると映画の余白に対して解説してる動画があったりするんだよね。この映画にも解説動画がいくつかあって、僕は以下の動画を観て「あ、そういうことだったんだ」と腑に落ちたと同時に「おもしろい映画だったなー」と思えた。
この解釈が正しいかどうかはさておき、こういうもっともらしい余白の解釈を想像&推理できるってのも映画を制作するのと同じくらい尊いよね。世の中「活字を正確に読むこと」を国語力だと思ってる人が多いけど(それも誤りではないが)、真の国語力ってこういうことだよなーと思う。
映画を観終わった後は主演のオダギリジョーさんと玉田監督の舞台挨拶ティーチインイベント。撮影の裏話とか聞けて興味深かったのと、生オダジョーかっこよかった!
ばいちむ

