先日、街コンに参加して、
最近気になっているもの=ロジカルラブ理論
っていう20代の女の子がいた。
ロジカルラブ理論???
ごめんね、おじさん知らないや(´・ω・`)
まぁでも恋活とか婚活テクに「〇〇理論」とか「〇〇工学」とか名前つけちゃう人は非モテか情報商材屋である。そもそもネーミングからしてダサい。
これくらいのセンスはほしいものだ。*1
話を戻そう。僕は胡散臭さを感じつつも「ロジカルラブ理論」についてネットで調べてみることにした。
ロジカルラブ・イデオロギーでした!!
イデオロギー、つまり「考え方」や「価値観」のことらしい。しかも今年(2025年)の婚活トレンドワードである。引用してみよう。
これは、「恋愛や結婚を感情だけでなく、論理的・合理的に考える」新しい価値観のこと。「フィーリングが大事!」とされてきた従来の恋愛観とは異なり、 「論理的に相性を分析し、成功する確率を高める」 というスタイルが若い世代を中心に広がっています。
ロジカルラブイデオロギーとは?理論的に婚活を成功できる? [2025/03/01] - 結婚相談所プリヴェールの婚活カウンセラーブログ | IBJは成婚数No.1
ロジカルラブとは、「結婚生活を中心に考え、QOL(生活の質)を向上させるための合理的なパートナーシップ」のことを指す。
【ロジカルラブ・イデオロギー】現代の結婚に必要な価値観は、「ドキドキ」だけで選ばないことである。 | ナレソメノート
小賢しいと、、思う!!
そもそもそこまでして結婚したいモチベーションは何なんだろう?「結婚したい理由」について調べてみたところ、「経済的な安定」とか「老後の不安解消」みたいな実利的な理由よりも、「好きな人と一緒にいたいから」っていう感情的な理由がダントツで多い。実際、結婚離れの理由として「実利的なメリットがないから」ってのはよく聞くし、納得である。
独身男女の結婚したい理由TOP3、「好きな人といたい」「子供が欲しい」あと1つは? | マイナビニュース
要するに多くの人は恋愛はしたいが、結婚にはさほど興味ないのだ。恋愛の延長線上として結婚するなら考えるけど、「結婚を目的として婚活するぞ!」とガチるほどのモチベはない。これが本音だろう。
なので「ロジカルラブイデオロギー」という考えは、結婚願望の強い人にしか刺さらないし、そうでない人は違和感を感じるはず。少なくとも僕は違和感を感じたのでこの記事を書いている。
それともう一つ「ロジカルラブイデオロギー」について違和感を持ってることがある。
これは新しい価値観なのか???
昔から結婚相手に求める条件として「3高(高学歴、高収入、高身長)」とか「4低(低姿勢、低リスク、低依存、低燃費)」っていう言葉があるけど、それって「結婚生活を中心に考え、QOL(生活の質)を向上させるための合理的なパートナーシップ」そのものでは?つまり昔からこういう考え方の人はいたわけだ。そして昔からある考え方に「ロジカルラブイデオロギー」と名前を付けただけだと思うんだよね。
こういうのってビジネスあるあるで、既存の概念に新しい用語でラベリングして「これが今のトレンドです!!」と主張することで話題を呼び儲ける。「IT化」を「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に名称変更して「これからはDXの時代です!!」と営業して儲けてるITコンサル業界のように、何かビジネス臭を感じてしまう。
と、ここまで「ロジカルラブイデオロギー」について否定的なことを書いてきたわけだけど、こういった用語が話題になることで婚活に興味を持つ人たちが増えるっていうメリットはあるよね。
それに結婚願望の強い人にとっては(僕のように街コンやマッチングアプリなどの恋愛市場で惨めな思いをするよりは)メンタル的に優しい考え方だと思う。婚活で傷つくのが恐いって人は、ロジカルラブイデオロギー的な考え方でサポートしてくれる結婚相談所に相談してみるってのも僕はありなんじゃないかと思う。
ばいちむ
*1:僕は学生時代、実際にこの本を読んでナンパを始めたことがある。書店のレジに持っていったとき、女性店員さんに白い目で見られたことを今この記事を書いていて思い出した。