今週のお題「ケチらないと決めているもの」
続く物価高騰で、以前よりも倹約を心がけているという方も多いはず。しかしものによっては、ちょっとお金をかけるだけで生活の質がグッと上がるものもありそうです。今週は「ケチらないと決めているもの」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「発泡酒ではなくビールを選ぶ」「旅行中のご飯代は惜しみません」「化粧水はケチらずじゃばじゃば使うと吉」など、あなたの「ケチらないと決めているもの」にまつわることを、はてなブログに書いて投稿してください!
アポ代かな...
今週のお題を見て、SNSとかでたまに見かけるアポ代の「(男性が女性に対して)奢る奢らない論争」がパッと頭に浮かんだので、ちょっと自分の考えを書いてみようと思う。
あ、ちなみに僕は付き合う前に会うことを「アポ」、付き合った後を「デート」と呼んで区別している(タイトルはSEO対策で「デート」って言葉を使ってるけど)。本記事ではあくまで「アポ」に限定して書く。付き合った後のデート代については、話し合って決めたらいいんじゃないでしょうか。
この問題を考える上でのポイントは3つかな。
まず、そもそも何でこんな論争が起こるかを考えてみよう。女性も人それぞれなので「男性に奢ってほしい!」という考えの人もいれば、「割り勘がいい!」って考えの人も当然いる。なので本来、正解は人によって異なるはずなんだけど、それを「女性は」と過度に一般化しようとするから正解のない論争に発展するんだろうなーって思う。ここが一つ目のポイント。
まぁだからといって「目の前の相手に合わせてケースバイケースで考えましょう」みたいな、正論のようで中身のないことを書くつもりもない。僕はこの問題に関して、はっきりと自分の意見を持っている。それは、
- 初回アポに限って言えば、奢る
- 2回目以降のアポは、男性が多く払いつつも、女性の反応を観てリバランス
こんな感じ。「初回アポに限って言えば」ってのがミソで、この問題は「初回アポか、それ以外か。」で分けて考えた方がいい。初回アポはほぼ初対面で信頼関係も築けてない状態なのでちょっと特殊なんだよね。ここが二つ目のポイント。
そして三つ目のポイントは、これが「僕にとっての正解」だってこと。以下では、ここまでに書いた3つのポイント、
- 正解は女性一人ひとりによって異なる
- 初回アポか、2回目以降かで分けて考える
- 自分にとっての正解は何かを考える
これらに基づいて、自分の意見について詳細を書いていきます。
初回アポの場合
ネットで「奢る奢らない論争」とかで検索してみると、アンケートの集計結果を示して「奢ってほしい女性の割合の方が多いから、奢った方が無難」だとか、逆に「割り勘派の女性も半数近くいるから、女性も割り勘を望んでいる」とか、そういう統計データを根拠に自分の意見を主張してる人が多い。これはこれで悪くない考え方だと思う。説得力あるしね。
ただ僕の考え方はちょっと違って「アポする目的は何か?」とか「どういう女性と付き合いたいのか?」っていう自分の主観的な考えを大事にしている。
先ほどのアンケートに関して言えば、僕にとって興味があるのは「奢ってほしい派や割り勘派の女性の人数の割合」ではない。それぞれの回答をした女性が持つ特徴だ。
じゃあ初回アポに関するアンケートで「奢ってほしい」とか「割り勘がいい」と回答するような女性にはそれぞれ何か特徴的な傾向があるのか?っていうと、僕が今までアポした範囲に限って言えば(それでも100人以上いると思うけど)、次のような傾向があったかなーと思う。
奢ってほしい派
- 自分自身や相手とちゃんと向き合ったまともな恋活や恋愛をしたことがある女性。自分のことを大切にしてくれる人、本当に自分のことを好きになってくれる人と付き合いたいという考えが「奢ってほしい」という考えのベースにあるような気がする。
- プライドがやたら高くて自信過剰な女性。
割り勘派
- 恋愛経験がない女性。恋愛したことも異性とアポしたこともないのでよく分からないから、あるいは奢ってもらうのは申し訳ないから、という理由で「割り勘希望」と回答しがち。
- 過去に恋人がいたことがあったり、異性とアポしたことがあったりはするが、自分自身や相手とちゃんと向き合ったまともな恋活や恋愛をしたことがない(逃げてきた)女性。自分に対する自信のなさから(あるいは自分を守るために)「割り勘希望」と回答しがち。
僕は婚活目的で街コンに参加している。じゃあ「奢ってほしい派」と「割り勘派」の女性、結婚に向いてそうなのはどっちか?僕は「奢ってほしい派」の女性だと思うなー。まぁ中にはプライドがやたら高くて自信過剰な女性もいるけど、そういう人は分かりやすいので、気づいた時点で次から会わなければいいだけ。
あるいは、割り勘派の女性でも「相手のことを好きになれるポテンシャルのありそうな人」だったらいいんじゃないかと思う。ただそういう人は、本能的に奢られることを拒否したりはしないだろう。相手の善意を自信を持って堂々と受け取ることができるはずだ。
これらの理由から、僕は初回アポでは奢るようにしている。言い方悪いけど、ひとことで言えば「恋愛や結婚に向いていない女性をスクリーニングするため」というのが、僕が初回アポで女性に奢る理由だ。
2回目以降のアポの場合
じゃあ毎回毎回、アポ代全額奢ってるのかというと、そういうわけではない。何事も極端はよくないというか、「奢る」ということにも副作用が必ずある。ここからはちょっと抽象的な話になるので、おもしろくないし、ピンとこないかもしれない。
「奢る」ことの副作用って何だろうか?それは「魅力が下がる」ということだと僕は考えている。「魅力」の代わりに「男らしさ」と言ってもいいかもしれない。まぁ言葉は何でもいいので、とりあえず本記事では「魅力」と表現することにする。
「魅力」とは、自己中心的で自分本位なものだ。「優しさ」の対極にあり、この2つにはトレードオフの関係がある。
「優しさ」(愛情表現と言ってもいいかもしれない)の本質は、物質的なもの、精神的なものを含め、相手にとってプラスになるものを与えることだと僕は考えている。なので「奢る」という行為も、それを相手が心のどこかで望んでいるならば「優しさ」に含まれる。
と、ここまで哲学っぽいこと書いてきたけど、2回目以降のアポでは、この「優しさ」と「魅力」のリバランス(調整)や、うまく同時に満たす工夫が大事になってくると思うんだよね。
リバランスの最適解は相手によって異なるので、それを見つけてうまいこと自分を演出する必要がある。これを間違えると「嫌な人」「恐い人」になったり「(悪い意味で)いい人」「つまらない人」になってしまったりする。
この辺りは「相性の問題」という見方もできるので、難しいことは考えずに、自分に合う人と出会うまで出会いを繰り返すってのも一つの手だと思う。
以上が「奢る奢らない論争」に対する僕なりの考え。
ばいちむ